渋谷タワレコのイベントと渋谷サイファー祭りまとめ

音楽

どうもみなさんこんばんは。
今回は日本語ラップ関連の記事として、先週渋谷で行われた戦極MC BATTLEのイベントと、渋谷サイファー祭りの2つについて所感をまとめていこうと思います。

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タワーレコード渋谷店22周年記念 「タワレコ×戦極CAICA緊急記者会見」

3月16日(木)の18時より、戦極(せんごく)MC BATTLEというフリースタイルバトルの大会に関するライブ、トーク、サイン会のイベントがありました。

 

普段こういうイベントに行くことは少ないのですが(降神のライブくらい)、後述する渋谷サイファー祭り関連のイベントをTwitterで調べていたときに、最近注目している呂布カルマのライブを観ることができるということがわかり、せっかくなので足を運ぶことにしました。

 

さて、当日。イベント会場は渋谷タワレコの8階。17時50分くらいに着き、エレベーターで8階を目指すも、「今日だけ8階に止まらない」ということで6階くらいから階段で列に並びました。(それならそうとわかりやすく書いとけ!笑)

 

待ち列はだいたい150人くらいはいたかと思います。店員さんの誘導に従って18時すぎくらいから入場。今回のイベントは入場無料ですが、1ドリンク制ということで受付で500円を支払って観覧しました。

 

この日、個人的に20時から予定があり、19時半くらいには出なければならないという感じだったので、壁側の出やすいところでスタンバイ。入ってDJがしばらく音を出したのちイベントがスタートしました。

 

スタートしてすぐMCの方(のちにMC正社員と知るがこの時点では知らなかったほどのニワカですみません)が2人目のMCとしてNAIKA MCを呼び、会場が盛り上がる。私も「あ!ダンジョンで見たあのNAIKA MCだ!」とテンションが少し上がりました。その後イベントの流れを説明してトークゲストの2人(菊田健太a.k.a酒井健太とMCビキニa.k.a藤田恵名)が登場。

 

菊田健太さんはアルコアンドピースというお笑いコンビで、ゴッドタンでは「ロリィタ族。」という女性芸人とお付き合いしていたのをよくいじられます。一方MCビキニさんは、このイベントで初めてみました。ビキニ姿が特徴のシンガーソングライター兼ラッパーという方のようです。

 

このイベントのトークテーマの1つは、昨今のフリースタイルバトルブームを、HIPHOP業界の中の視点と外からの視点で語る、みたいな感じでとても興味深いものでした。個人的には、調子こいた芸能人がテレビで下手なラップ披露したり、ミーハーなくせにしたり顔で語ったりするのが気に食わないと思う時期もありましたが、最近は楽しくやってればそれでいいんじゃないかという考えにシフトしてきました。大人になったのか、コアなファンでなくなったのか、心境の変化の根底にあるものはわかりませんが、とにかくいまはそんな感じです。盛者必衰であるにせよ、いまはAbemaTVも出てきたしどんどんメディアに露出して身近なものになるといいですね。

 

最後にフリースタイルバトルもあり、MCビキニがめちゃくちゃバトルうまくて驚きました。(結果は100対0でMCビキニの勝利)

 

菊田健太vsMCビキニ戦のあとには、MCサーモンa.k.aとろサーモン久保田と崇勲も登場し、MCサーモンが菊田健太とバトル。フリースタイルダンジョンで出たときには1stステージでサイプレス上野に敗れたMCサーモンでしたが、今回は安定したフローと返しの面白さで実力をまざまざと見せつけていました。

 

渋谷タワレコのイベント

 

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そしてトーク&バトル終わりの写真撮影タイム。菊田健太さんがこちらを見てくれました!ありがとうございます笑
正直呂布カルマを見てすぐ帰りたいからトークいらないよくらいに思っていたのですが、かなり面白かったです。

 

トークのあとはいよいよライブ。1組10分程度のショーケースらしく、呂布カルマはDEJI氏のあとの2番目に登場しました。新曲を3曲ほど披露しつつ、「こんなお酒も飲んでない大人しい観客ばかりではつまらない」「物販やってるからアルバム買ってくれ」的な発言をして去っていきました。時間はおよそ19時半前くらいでとてもちょうどいい時間で会場をあとにできました。ありがとう呂布カルマ!

 

YouTubeやフリースタイルダンジョンレベルの見識しかなかったので、ところどころわからないものもありましたが、バトルもありライブもあり概ね満足なイベントでした。最後まで居たかった!

 

渋谷サイファー祭り 1日目

3月15日に放送されたフリースタイルダンジョンの最後に発表があったこのイベント。ダンジョンのモンスターとシーンで有名なMCたちが代々木公園でサイファーとライブをやる、呂布カルマも来る、しかも観覧無料。という素敵な内容だったので迷わずいくことにしました。1人でいくのもあれなのでHIPHOP好きな友人を誘って2人でいきました。

 

会場についたのは16時すぎくらい。着いたときにはちょうどDOTAMAさんのショーケース中でした。
渋谷サイファー祭り1

 

人はざっと300人くらいはいたと思います。けっこうな人だかりになっているのですが、ステージに立っているMCの姿がわりとはっきりと見られるので良かったです。

 

立ちっぱなしでずっと見ているのも疲れるので、ステージ裏の広場でとりあえずだべることに。するとそこは楽屋を行き来するMCたちを次々に見られる絶景スポットでした。晋平太や呂布カルマやACEなど有名なMCがぞろぞろいて感激でした。特に、MC漢 a.k.a GAMIが楽屋入りするところを間近で見ることもできました。オーラありまくりで震えました。

 

そんな感じで、この日は基本的にステージ裏で有名なMCをチラチラ探しつつ、興味あるライブやバトル(この日は3on3のエキシビジョンマッチがあった)をちょこちょこ観覧するというNERD全開なスタイルで楽しみました。

 

客層を見て思ったのは、中高生がとにかく多い。小学生ももしかしたらいたかも。Twitterとかで上がっている写真を見るとおわかりいただけるかと思いますが前列には特にたくさんいました。「ああ、いまこのくらいの年代の若者たちがシーンを支えているのか」と感じました。最近はYoutuberのイベントで小学生がたくさん参加しているっていうのを聞いたことがありましたが、渋谷サイファー祭りもそれに近いようなものかもなと思いました。あと女子もそこそこいたのが意外でした。高校生ラップ選手権やフリースタイルダンジョンなどで若者にとってHIPHOPがますます身近な存在になっているということですかね。いい傾向だと思います。志人のライブいっても自分と同年代か上の人が多いので、余計にギャップを感じたのかもしれません。自分も中高生のときにこんなイベントが熊本であったら行ってたかもと思うと、東京近辺に住んでいる最近の学生が本当に羨ましかった!

 

バトルはMC漢 a.k.a GAMIと晋平太がこの日一番アツいカードだったかと思います。(バトルの様子はYouTubeでチェックしましょう)ちょうどイベントに来る前にLIBRA関連の話、漢と晋平太の関係性などを友人から聞いていたので、テンションあがりました。しかしバトルの内容自体は「ん?」という感じの、ちょっと肩透かしくらったようなものだったので少し残念でした。個人的にスナフキンのバトルを生でみて上手さを確認するとともに、声量や聞き取りやすさは特に野外だと重要なファクターだということを学びました。自分もバトルに出る際には気をつけようと思います。

 

イベント中、出演者が物販で手売りしてたり、サインや握手、写真撮影にも快く引き受けていたりとファンサービスが抜群でした。見ていると特にACEさん、NAIKA MCさんはファン人気も高く、思っていた以上の支持の厚さを垣間見ることができました。

 

イベントは20時までだったのですが、18時すぎくらいで疲れたのでご飯食べて帰ることに。公園から渋谷方面へ歩いている帰り際に、現地入りしにやってきた般若とすれ違いました。私はすぐに気づきジッと見ていると目が合いましたが、鋭い眼光でシビれました。その後はZEBBRAも登場したりとさらなる盛り上がりを見せたようです。見たかったな。あとでAbemaTVで見よう。

 

渋谷サイファー祭り 2日目

初日にほとんど観たかったMCを拝見できたので、この日はフィナーレどうなるかを見に18時頃から行きました。着いた頃にはDARTHREIDERのライブ中でした。アツいライブを披露していました。DARTHREIDERのバトル審査コメントは的確でとてもわかりやすいので好きです。「ああ、そういう見方ができるんだ」と発見があると同時に審美眼のようなものが養われます。町山智浩氏や宇多丸氏の映画批評に通じるものがあるなと思います。

 

この日は1人で行ったので、せっかく列の前の方でみることにしました。遅い時間からだったのでZEEBRAは見逃しましたが、押忍マン、KMC、NAIKA MCやUZIのライブを見られて良かったです。

 

と、同時に1日目にも、そしてタワレコでのイベントでも感じたことですが、自分はライブで出ている人たちの音源を聴いてなさすぎる。出演者がわかるようになっても、曲がわからないからイマイチ盛り上がりに欠ける。いまはバトルしか見ていないから当然といえば当然なのですが、それでは100%楽しめないなと感じたので、今後は音源もきっちり聴いて、バトル以外のライブも観ていこうと思います。

 

最近音楽を聴くツールとしてはAWAに依存しているので、CDを買わなく・借りなくなりました。それ自体は便利だし問題ないのですが、個々のアーティストの音源を自分で買って、聴き込んでとやったほうがより思い入れもでてきますよね。作成しているプレイリストもやはり自分で1枚1枚買ったり借りたりした頃のものがほとんどなので、気になるアーティストは前みたいに買ってみようかなと思います。(ストリーミングサービス利用者あるあるですよね?笑)

 

一通りショーケースが終わったあと、サイファータイムへ。ここからは普段あまりお見かけしないMCの方や一般の方も参加していて、バトルとは違ってみんなあたたかい雰囲気でした。昨日はレジェンドばかり登場していたので、どちらかというと2日目の方が「サイファー祭り」という名のイベントにふさわしい内容だったかなと感じます。(もしかしたら1日目もそんな時間があったかもしれませんが。)

 

最後は渋谷サイファーの主要メンバーによるサイファーと、全員での写真撮影で2日間のイベントの幕がおりました。

 

イベントで感じたことまとめ

・10代のオーディエンスが多い
・有名なMCたちとも意外と距離が近く触れ合える
・バトルだけでなく、ショーケースや音源も大事

 

<今回の2つのイベントで生で見られた人たち>
DOTAMA, CHICO CARLITO, ニガリ a.k.a 赤い稲妻 ,呂布カルマ ,漢 a.k.a. GAMI, KEN THE 390, 崇勲, ACE, TK da 黒ぶち, NAIKA MC, スナフキン, MC正社員, MCビキニ, 菊田健太, MCサーモン, DEJI, 掌幻, 晋平太, RINO LATINOⅡ, TAO, golby, PONY, 押忍マン, KMC, DARTHREIDER, UZI, 般若

 

久しぶりにとても満足なイベントでした。
そして2017年はもっと熱を持ってシーンを見ていきたいと思います。それでは!

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